やけど、切り傷、打ち身にキダチアロエの効果効能

やけど、切り傷、打ち身にキダチアロエの効果効能

アロエは昔から医者が要らないとも言われるほど、民間療法でもよく使われてきた植物にあたります。
肉厚な葉が特徴であり、なんと有効成分は200種類も含まれています。
その中でも火傷や切り傷の治りを早くするなどの効果は、聞いたことがある人も多いでしょう。
アロエにも様々な種類がありますが、キダチアロエがその一つに挙げられます。
どのような成分が含まれているのか、また切り傷や火傷、打ち身などに対し、どのような応急処置を行えばよいのかなどを、しっかりと頭に入れておきましょう。

やけど、切り傷、打ち身の基本的な応急手当て

キダチアロエを使用したやけど、切り傷、打ち身の基本的な応急手当てとしては、まず患部を冷やすことから始めます。
冷やすことで患部から熱が放出して、キダチアロエを塗る前に、皮膚を落ち着かせることができるでしょう。
流水を10から15分を患部にあてて冷やしたら、傷口を洗浄します。
次にキダチアロエで火傷の手当てを行いますが、根元の近くから肉厚なものを選んで切り取りましょう。
トゲが刺さらないように切っておくことを忘れてはなりません。
真ん中で半分に切って包丁で切れ目を入れることで、葉っぱからはアロエを出すことができます。
出したアロエを皿に取ります。
患部を覆うのに十分な量のアロエを集めたら、傷口にアロエをたっぷりと塗ります。
強く擦らないように注意し、痛みがなくなるまでに1日2回から3回ほど繰り返します。

やけど、切り傷、打ち身に効果効能のあるキダチアロエの成分

キダチアロエは木の幹から枝が伸びているかのように茎から葉が広がっているので、このような名前が付いています。
食用として利用されますが、葉が細かくゼリー質の部分が少ないことから、利用する場合には葉の全体を使うことになります。
含まれている成分はアロエチンが多く含まれていて、これは消炎、鎮痛に良いとされています。
葉のゼリー質の部分はヨーグルトやドリンク剤などの健康商品にも多く使われ、近年では肌の潤いを保つ働き、肌を引き締める働きなどがあるとされ、化粧品などにも使われるようになりました。
その他にも殺菌作用のあるアロエウルシンなど、約200種類もの有効成分が含まれていて、原産地が砂漠の厳しい環境であるため、ここでも生き抜くことができるようにと、多くの栄養成分が蓄えられています。

まとめ

このようにキダチアロエの成分や火傷や切り傷の際にどのような応急処置をとれば良いのかが分かりました。
寒さに強い品種であるため、日本においては観賞用としても多く栽培されているのが特徴です。
葉が折り重なるように地面の近くから葉が出ているので、横から見ると逆円錐状に広がって見えるのが特徴です。
一年を通して枯れることなく緑色を保ち、茎の一部や根っこなどが枯れずに残り、毎年茎や葉を伸ばす植物です。
比較的育てやすいことから、万が一の際に備えて栽培するのも一つの手段です。

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