多価不飽和脂肪酸が含まれた青魚やナットウキナーゼが含まれた納豆など、成人病予防に良いとされている食品はいくつかありますが、キダチアロエもその一つです。
化粧品や外用薬の成分という認識をされがちですが、実はインナーケアにも役立ち健康な体作りのサポートをしてくれます。
糖尿病や高血圧の予防効果が期待できますので、血中の血糖値や血圧が高めな方は、作用のメカニズムを正しく理解して積極的に取り入れていきましょう。
高血圧へのキダチアロエの効果
キダチアロエには緩下作用や利尿作用を持つアロインという成分が含まれており、血液サラサラ効果をもたらします。
血管の柔軟性を高めてくれますので、高血圧症や動脈硬化が気になる方は積極的に摂取すべきです。
中性脂肪値やコレステロール値や血圧が高いと血管内に血栓が出来て血液がドロドロになり、それが加速すると脳の血管が詰まる脳梗塞や心筋が壊死する心筋梗塞のリスクが高まります。
加齢に伴い血管はしなやかさを失い硬くなっていき血液の流れも滞りますので、生活習慣病予防とアンチエイジングを意識した対策が必要です。
それを手助けするのがキダチアロエです。
キダチアロエを直接食べるのは大変ですが、サプリメントを用いれば手軽に無理なく摂取できます。
インシュリン依存型の糖尿病へのキダチアロエの有効性
キダチアロエは血糖値が高めで糖尿病のリスクが気になっている方の強い味方です。
アロエの皮の部分に含まれるアルボランA・Bという成分がインシュリンの分泌を促す働きをしますので、血糖コントロールに役立ちます。
糖質の過剰摂取が血糖値の急激な上昇につながり、ひいてはインシュリンが上手く分泌されないことが原因で起こる糖尿病に発展します。
合併症のリスクがつきまとう糖尿病は、生活習慣病の中でも厄介な病気です。
炭水化物や砂糖を控えた食事にシフトしたり、運動で上がり過ぎた血糖値を下げたりなどの対策にキダチアロエを摂取するという習慣をプラスして、自分の血糖値と上手に付き合っていきましょう。
定期的に検査を受けて数値を把握することも大事です。
まとめ
キダチアロエは高血圧症や糖尿病などの生活習慣病予防に高い効果を発揮しますが、依存して他の対策を怠るのはご法度です。
クリニックにおける医学的な治療、栄養バランスのとれた食事や適度な運動などの体質改善を目的とした生活習慣を基本にして、それと並行する形でキダチアロエを摂取するという対策方法が理想的です。
炎症を抑えたり腸内環境を整えたり新陳代謝を活発にさせたりなど、成人病予防以外の健康効果も期待できます。